石塚内科クリニック さいたま市,北区,吉野町,今羽駅 内科,糖尿病・内分泌内科

ブドウ糖負荷試験

空腹時の血糖値がそれほど高くなくても、糖尿病の可能性は否定できません。糖尿病の初期の段階では空腹時よりむしろ食後の血糖値が高くなるため、注意しなければなりません。

そのため、糖尿病の精密検査でブドウ糖負荷試験という検査があります。ブトウ糖を溶かした水を飲んでいただき、30分後、1時間後、2時間後と採血し、2時間後の血糖値が140mg/dl未満であれば正常型、200mg/dl以上では糖尿病型、140以上200未満では境界型と診断します。境界型の糖尿病も動脈硬化を惹起しますし、また将来的に糖尿病に移行するリスクが高いので、積極的に治療介入をする必要があります。

どのような人にこの検査が推奨されるかというと、空腹時血糖値はそれほど高くないが、高血圧、高コレステロール血症、肥満症などの病気をお持ちのかたや、糖尿病の家族歴が濃厚のかたなどです。